1 : 日本人とキリスト教(前) - 遠藤周作 キリスト教は日本の精神風土に根付きうるか?一貫してこのテーマをついきゅうしてきた遠藤周作が、日本人と信仰の問題の核心に迫る前巻。 |
2 : 日本人とキリスト教(後) - 遠藤周作 後巻では、小説『沈黙』で書きたかったことや隠れキリシタンと「母の宗教」などを題材に、キリスト教信仰を語ることで、”日本人”を語った名講演。 |
3 : これからの人間のすがた - 早坂暁 地球上の生き物の中で並外れた頭脳を持つがゆえ、”破壊”を続けてきた人類。「いのち」の大切さを忘れた現代人に警鐘を鳴らす講演。 |
4 : 誰にもわかるハイデガー - 筒井康隆 実存主義哲学の元祖・ハイデガー著の『存在と時間』。今世紀最大の難解哲学書といわれるこの難物を筒井氏自ら、著書『文学部唯野教授』になりかわり、わかりやすく特別講義をする。 |
5 : B級ニュースの秘密 - 泉麻人 著書『B級ニュース図鑑』を題材に、過去30年余りの決してトップニュースにならなかった風変りな事故、事件などの新聞記事を紹介。 |
6 : 「物語」の愉しみ - 山田太一 「人間はなぜフィクションを求めるのか」。シナリオライターとして長い間テレビドラマに携わった山田氏が”物語の復権”を唱える。 |
7 : 河童が覗いたインド - 妹尾河童 150枚のスライドを駆使し、ガイド”妹尾河童”がインドの姿を余すところなく駆け足で紹介。1時間で楽しいインドが堪能できる。 |
8 : なぜ、家を建てる? - 宮脇檀 日本を代表する建築家でもありエッセイストとしても定評のある宮脇氏が、「現代の住宅」について語る。家造りのヒントが詰まった講演。 |
9 : 漱石とその時代 - 江藤淳 漱石評論の第一人者でもある江藤淳が、ある新聞記事をきっかけに”漱石と経済”という斬新な切り口で、知られざる漱石像を語る。 |
10 : 一数学者のイギリス - 藤原正彦 1987年に1年あまり滞在した英国・ケンブリッジでの体験からイギリスの成り立ちやジェントルマンの定義、教育、現代英国事情を語る。 |
11 : 私とスカーレット - 森揺子 女性に人気の高い名作『風と共に去りぬ』の続編『スカーレット』を翻訳した彼女が、作家になったきっかけや翻訳裏話などを語る。 |
12 : 島という舞台 - 池澤夏樹 彼が愛してやまない辺境の島々。この隔離された世界を舞台にして書いた3つの小説を題材に、あらゆる観点からの”島”について語る。 |
13 : 燃え上がる緑の木 第一部 「救い主」が殴られるまで - 大江健三郎 彼自身が”締めくくりの小説”と呼ぶ『燃え上がる緑の木』三部作の第一部「神秘主義」や「魂の問題」をテーマにした経緯を語る。 |
14 : 日本語に今何が起きているか - 鈴木孝夫 日本語が国際語になろうとしている現在、なぜ日本人は日本語を捨てようとしているのか。その理由を解りやすく解き明かしていく。 |
15 : 私の好きな傑作その1 スタンダール『赤と黒』 - 加賀乙彦 古今東西の長編小説から選りすぐりの一冊を選び、魅力を語る連続講演。第一回はスタンダールの『赤と黒』をわかりやすく解説。 |
16 : 私の好きな傑作その2 フローベール『ボヴァリー夫人』 - 加賀乙彦 第二回は不倫の恋に自らを破滅させる人妻エマの悲劇を描いた『ボヴァリー夫人』。このフローベールの傑作のポイントを的確に紹介する。 |
17 : 私の好きな傑作その3 ドストエフスキー『白痴』 - 加賀乙彦 第三回はドストエフスキー『白痴』。”無条件に美しい人物”ムイシュキン侯爵の悲しい破局を描いたこの作品の魅力を語る。 |
18 : 私の好きな傑作その4 トルストイ『アンナ・カレーニナ』 - 加賀乙彦 第四回は、真実の愛を求めるがゆえ破局の道をたどる壮大なロマン『アンナ・カレーニナ』。この小説構成を独特な視点で解き明かす。 |
19 : 私の好きな傑作その5 モーリヤック『テレーズ・デスケイルゥ』 - 加賀乙彦 第五回は、主人公の虚無的な姿を宗教的視野で捉えた名作『テレーズ・デスケイルゥ』を題材に20世紀文学の顕著な特性を語る。 |
20 : 私の好きな傑作その6 ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』 - 加賀乙彦 現代文学における性問題の取り上げ方について触れる第六回は、「わいせつ裁判」でも話題になったロレンスの『チャタレイ夫人』。 |
21 : スペイン雑感 - 逢坂剛 『カディスの赤い星』をはじめ、スペインを舞台にした一連の作品で知られる逢坂氏が、スペインの知られざる素顔を語る。 |
22 : 僕の青春は店番だった - ねじめ正一 幅広い分野で活躍するねじめ氏が、自らの青春時代を振り返りながら、詩人、小説家として目指すものを、軽妙に語る。 |
23 : 『桜田門外ノ変』について - 吉村昭 井伊大老暗殺を描いた著書『桜田門外ノ変』を執筆した時の苦労談を語りながら、歴史小説に対する自分のスタンスを明快に語り起こす。 |
24 : 旅歴書のすすめ - 江國滋 旅先であった湾岸戦争。壁崩壊の前後で2度訪れたベルリン。豊富な体験談をもとに「旅の楽しさ・面白さ」を存分に語る。 |
25 : 夕方の景色 - 安岡章太郎 傑作・中里介山著『大菩薩峠』の主人公を題材に、自分の”死”体験を交えながら、味わい深い表現で「人生の夕方」を語る。 |
26 : 河童の手のうち幕の内 - 妹尾河童 妹尾氏の本業である舞台美術のからくりを大公開。これまで手掛けた数々の舞台をスライドで解りやすく紹介する。 |
27 : 旅先の街角から - 北方謙三 「旅」の原風景を形作った港ヨコハマの思い出、バリ・北京マラソンラリーの試走旅行など行動派作家が語る、旅で得たとっておきの話。 |
28 : ぼくの月光浴 - 田村隆一 「鎌倉は本当に文化都市か?」。”無想庵”田村隆一が、世の中の気になるアレコレを思うまま、感じるままに語った、エッセイ風講演。 |
29 : 一粒のコメ、もし死なずば - 井上ひさし 農村出身の作家として、井上氏が日本農政の現状と問題点、将来を語る。実際に起こった凶作・米不足をも見据えた91年の講演。 |
30 : 二十世紀を振り返る十冊 - 紀田順一郎 ユートピア・革命・心理学・環境問題など、二十世紀特有のキーワードを軸に十冊を紹介する。人類史に残るこの百年を「本」で振り返る。 |
31 : 児童文学 昨日、今日、明日その1 松居直と戦後児童文学 - 今江祥智 児童文学の第一人者、今江氏が児童文学の足どりと未来を語る連続講演。第一回は「松居直と戦後児童文学」。児童文学創生期を語る。 |
32 : 児童文学 昨日、今日、明日その2 天才「谷川俊太郎」 - 今江祥智 日本を代表する詩人であり、児童文学の分野でも数々の業績を残す谷川俊太郎氏の作品を紹介。彼が児童文学に与えた影響について語る。 |
33 : 児童文学 昨日、今日、明日その3 斉藤隆介との出会い - 今江祥智 児童文学の鬼才、斉藤隆介氏と独特なタッチで異彩を放つ絵本画家、田島征三氏のエピソードを軸に、1970年代の児童文学を語る。 |
34 : 児童文学 昨日、今日、明日その4 絵本が歩んだ40年 - 今江祥智 戦前から現在にかけて、国内外の優れた絵本を紹介する。時代の流れで変容する絵本の世界とその進むべき将来について語る。 |
35 : 児童文学 昨日、今日、明日その5 編集者という仕事 - 今江祥智 今江氏自身の編集者時代の体験をもとに、編集者と作家が持つ、緊密なかかわりのなかで作品が生まれていく過程を語る。 |
36 : 児童文学 昨日、今日、明日その6 ニューウェイブ登場 - 今江祥智 児童文学の過去、現在、未来を語る最後は1985年以降に登場してきた、様々な新人作家たちを紹介する。 |
37 : 続・私の好きな傑作 その1 プルースト『失われた時を求めて』 - 加賀乙彦 プルーストが生涯にただ一つ残した芸術作品、『失われた時を求めて』。この20世紀的な大作の魅力を語る。 |
38 : 続・私の好きな傑作 その2 フォークナー『八月の光』 - 加賀乙彦 アメリカ南部を舞台に現代の人間の疎外と孤独を象徴的にとらえたフォークナーの代表作『八月の光』の特異な魅力を取り上げる。 |
39 : 続・私の好きな傑作 その3 カフカ『城』 - 加賀乙彦 カフカの全作品中最も晩年に執筆され、量的にも最大、長編にふさわしい描写の重厚さと不気味な力強さに満ちたこの作品の魅力を語る。 |
40 : 続・私の好きな傑作 その4 トーマス・マン『魔の山』 - 加賀乙彦 スイスのサナトリウムを舞台に多様な主義・主張を持つ人物との葛藤の中で青年が成長してゆく過程を描いた、教養小説について語る。 |