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    2018-2019秋冬 東京コレクション
東京ストリート x ボリューミーなメンズアイテムの共存
2018-2019秋冬 東京コレクションが2018年3月19日〜3月24日の6日間、「Amazon Fashion Week TOKYO」のメインイベントとして開催された。参加ブランドは59。そのうち海外は7、初参加 は20を数えた。

コレクショントレンドはここ数シーズン、メンズとウィメンズの垣根を打ち破ったスタイルを提案する傾向にあるが、2018-2019秋冬 東京コレクションでは、メンズはよりマスキュリンを強調し、ウィメンズはメンズアイテムを女性服として確立させるという、メンズアイテムに重きを置く動きが出ている。

東京デザイナーたちは得意のストリートスタイルを生かしながら、ジャポニズム、ブリティッシュ、パンク、アウトドア、ミリタリー、スポーツ、フェティッシュなど、あらゆる文化的要素からインスピレーションを得て新たなスタイルを完成させた。メンズに傾倒する意識はこれらの要素からも読み取れる。

トレンドアイテムは中綿入りのバッファーコート、MA-1、シアリングブルゾン、リブニット、パーカ、オフショルダートップス、メタリックシャツ、ロングワンピース、ビスチェ、太ベルト、ハーネス、レッグウォーマーなど。オーバーサイズのシルエットはそのままに、趣向を凝らしたレイヤードでスタイルに変化を加えているのが特徴だ。

注目ブランドは「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」の2018年セミファイナリストに選ばれた「AKIKOAOKI(アキコアオキ)」(デザイナー:青木明子)。テーラードジャケットやネクタイ、Yシャツといったベーシックなメンズアイテムを用い、肩を強調させたりドロップショルダーにしたり、複雑にカッティングしたりしてシルエットに工夫を凝らし、ウィメンズアイテムに落とし込んでいる。テーラードジャケットとエプロンドレス、シャツを組み合わせて5通りの着こなしを実現するなど、着る楽しみの妙にも挑戦した。

「大阪のおばちゃん x ガーリー」をテーマにコレクションを発表したのは「RYOTAMURAKAMI(リョウタムラカミ)」(デザイナー:村上亮太)。“くいだおれ太郎”の赤と白のストライプを思わせるジャケットや、ポメラニアンを大胆にあしらったニットアンサンブル、レトロな雰囲気を漂わせるクロシェ編みの花柄ニットなど、大阪の街の雰囲気や大阪のおばちゃんの自由奔放なスタイルが満載。ギラギラとしたラメやシルバー使いにも注目!

AKIKOAOKI

RYOTAMURAKAMI