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    2017年11月 東京定点観測 -表参道/原宿-
ブルー系のウールコートがストリートにあふれる
秋から冬へ。季節の移り変わりの只中にあるストリートでは、長さも厚みも実にさまざまなアウターが混在している。最も人気が高かったのは水色からブルーグレーにかけてのウールコート。襟がなく膝丈〜ふくらはぎ丈のものが主流で、フロントボタンを閉めずに羽織るだけの着こなしが目立つ。類似のシルエットでチェック柄のウールコートも多数見られた。一方、ジャケットの一番人気はMA-1。黒またはカーキの単色のシンプルなデザインが多く、昨年に比べてオーバーサイズに変化している。ファーをパッチポケット風にアップリケしたデザインも目についた。モコモコのプードルファージャケットを筆頭に、毛足の長いファージャケットもまた人気の高いアイテムとなっている。

ボトムではフルレングスのワイドパンツが引き続きトレンドを牽引。新しいところでは、膝より少し長いワイド・クロップドパンツが20〜40代の幅広い年齢層で増加傾向にある。一シーズン前のガウチョパンツに似ているが、ウールやデニムといった厚手素材でガウチョパンツよりやや短めのフォルムとなっている。一方、スカート類では共布リボンベルト付きフレアスカート、深い切込みの入ったスリットスカートが人気。スカートに限ってはフルレングスよりミディ丈が優勢だ。また、パンツ、スカートともにボトムアイテムはグレンチェック、タータンチェックなど、チェック柄が多いのも特徴だ。

アクセサリーではスヌードの上昇傾向に注目したい。大判ストールやウールマフラーは今シーズン劣勢に回り、ざっくり編んだスヌードが10〜20代の比較的若い年齢層で人気爆発中だ。




[ 観測日 ] 2017年11月21日・晴れ
表参道:気温10.7℃/湿度34‰
原 宿:気温10.9℃/湿度33‰

原宿

表参道