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    2017年8月 東京定点観測 -表参道/原宿-
肌見せアイテムが人気急上昇
最高気温34度の猛暑に見舞われた8月下旬、ストリートではオフショルダーカットソーやベアトップ、タンクトップなど、肌を露出させたアイテムが人気を博している。オフショルダーカットソーはフリルを重ねたティアード風デザインや、小花やギンガムチェックといった甘さ漂う柄物が多い。一方、タンクトップは白や黒、グレー、こげ茶となどの単色で、装飾のないシンプルなデザインが好まれている。

ワンピースのバリエーションが増加傾向を示している。フロントボタンを外して羽織り代わりに着用するロングワンピースは先月に引き続き堅調に推移。ワンピースの変化形であるサロペットは10〜20代の若者層に、ウエストシェイプのないスリーブレスワンピースは子供連れのママ世代に支持されている。総じてロング丈、ゆったりシルエットが今シーズンの特徴だ。

ボトムではフルレングスのワイドパンツ、素足で履くショートパンツが人気を二分。ワイドパンツのデザインは日々変化しており、今月はリボン結びした共布ベルトや紐ベルト付のデザインが増えている。裾に深くスリットが入ったもの、切りっぱなしデニムのフリンジ風デザインも新たに登場した。対して、ショートパンツは10代の若者層に圧倒的な支持を得ている。両者ともデニム素材のものを選ぶ傾向にあり、キャップやスニーカーと合わせてマニッシュなスタイルを演出している。

帽子類の一番人気は前述のキャップ。ガーリー、マニッシュどちらのテイストでもキャップのコーディネートが目撃された。韓国風の“オルチャンスタイル”をお手本にした着こなしとして、秋口以降も引き続きトレンドとなりそうだ。





[ 観測日 ] 2017年8月23日・晴れ時々くもり
表参道:気温32.4℃/湿度58‰
原 宿:気温32.1℃/湿度60‰

表参道

原宿