Y2K x グランジ。デニムを軸に据えたカジュアルルックに注目
残暑が残る9月上旬の東京ストリート。台風の影響で一時的に気温が下がったものの、不快な蒸し暑さが続いている。外国人
観光客が大挙して訪れている今、ストリートファッションは多様化の一途をたどっている。そんな中、目立ったのはクロップ
ドトップにワイドパンツ、あるいはミニスカートを合わせたY2Kファッション。そして、着古したTシャツやダメージデニ
ムを取り入れたグランジルック。これらのカジュアルなアイテムを自由に組み合わせて、センスよく着こなしている。
カジュアルルックを象徴するジーンズはよりワイドになり、ヒップから裾にかけて曲線的にカーブしたバレルシルエットが人
気となっている。これまでのジャストウエストに代わって、ローライズが増加傾向。引き裂いたようなクラッシュ加工やオー
バーダイ加工を施したものも多い。
一方、東京ならではのカワイイ系ファッションを好む若者は、バルーンスリーブのブラウスにミニスカート、厚底サンダルを
コーディネート。ブラウスはフリルがたっぷり飾られたもの、スカートはティアードに仕立てられたものが好まれており、甘
さが増している。Tシャツの上からキャミソールを重ねたり、パンツルックに光沢感のあるスリップドレスを合わせるなどラ
ンジェリー・ディテールを取り入れたスタイルも目立つ。
シューズでは、Y2Kとグランジの両方で着用できる膝丈ブーツに注目したい。ミニ丈のボトムスをまとって、颯爽と歩く若者
が多く見られた。
[ 観測日 ] 2025年月9月12日 / 曇り / 表参道 (26.9℃/77%)、原宿(25.6℃/82%)

表参道

原宿