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    TOKYO LEATHER PIGSLIN 2020 -PIGGY'S SPECIAL
新進デザイナーがピッグスキンの可能性に挑む
日本で自給できる唯一のファッション素材“ピッグスキン(豚革)”を使ったファッションショー「PIGGY’S SPECIAL」が2019年11月20日、JFW JAPAN CREATION 2020の関連プログラムとして開催された。今シーズンはデザイナー枠として「kotohayokozawa(コトハヨコザワ)」(デザイナー:横澤琴葉)、「NAPE_(ネイプ)」(デザイナー:山下琢磨)、「MEGMIURA(メグミウラ)」(デザイナー:三浦メグ)の3名が参加。また、学生によるショーにはファッション専門学校から11校が参加し、64点の作品を披露した。番組ではデザイナーによるフルコレクションを紹介する。

トップバッターとして登場したのは2018年、Amazon Fashion Week Tokyoでランウェイデビューを果たした「kotohayokozawa」。“そのままの状態”をキーワードに、ブランドの定番アイテムであるプリーツを施したトップスをピッグスエードで再現。革の端の意図せず生まれた曲線や穴をそのまま生かし、ピッグスキンならではの一点ものの価値観として提案した。

一方、「NAPE_」は“日常に溶け込む豚革”をテーマに、ウォッシャブルスエードと発熱機能性トリコットを掛け合わせたウェア、墨流しやタイダイ染めを施した極薄の豚革で仕立てた無骨なデザインのブーツを披露した。同デザイナーの山下琢磨は2018年、イタリアのレザーシューズブランド「C-DIEM」のデフュージョンライン「DCM by CARPE DIEM」のデザイナーに就任している。

最後に登場したのは2016年、Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門を受賞した「MEGMIURA」。“Distance”をテーマに掲げた三浦メグは、ピッグスキンの装飾性を追求するコレクション。構築的なカッティングに装飾を合わせて、衣類との距離、身体との距離をビッグシルエットのドレスで表現した。




korohyokozawa

NAPE_