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    JFW-JC 2015 -PIGGY'S SPECIAL FASHION SHOW-
三者三様、ピッグスキンから醸し出される表情に注目
 日本で唯一自給自足できるピッグスキンを使用したファッションショー「PIGGY'S SPACILAL FASHION SHOW」が2014年10月14日、渋谷ヒカリエHallAで開催された。今回はプロ部門から3ブランド、学生部門から13の専門学校が参加。これまでJFW-JC 2015(JFW JAPAN CREATION 2015)の関連プログラムとして行われてきた同イベントだが、今回はJFWの事業連携として「Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo」期間中にランウェイショーを披露した。
 ステージの幕開けは初のランウェイショーとなる「POTTENBURN TOHKII(ポッテンバーントーキー)」(デザイナー:中島トキコ)から。“チカミチヨリミチマワリミチ”をテーマに、淡いパステルトーンのリラックス感漂うスタイルが提案された。ピッグスキンを細かくカット(ナイフカット加工) して立体感を出したロングフレアスカート、メッシュ加工をほどこしたレザーパンツなど、素材のハリや風合いを生かしたスタイルが並ぶ。続いて登場した「tiit(ティート)」(デザイナー:岩田翔 / 滝澤裕史) は“tone”をテーマに掲げ、パンチング加工やボンディング加工を施したスポーティーなスタイルを展開。ハーフパンツや膝丈スカートに採用されたピッグスキンは素材のハードな一面をのぞかせている。プロ部門の最後に登場した「motonari ono(モトナリオノ)」(デザイナー:小野原誠) はピッグスキンのソフトな風合いを服、バッグ、靴と幅広いアイテムに落とし込んだ。テーマは“Over the fence”。スエード調に加工したピッグスキンとレースをはぎ合わせ、スイスの民族衣装風に仕立てたワンピースは秀逸だ。三者三様の表情を見せたピッグスキン・アイテムは11月5日・6日に開催されたJFW-JC 2015 の「TOKYO LEATHER PIGSKIN 2015」のブース内でショーの映像とともに展示公開された。
 また、学生部門では専門学校青山ファッションカレッジ / 大森家政専門学校 / 織田ファッション専門学校 / 江東服飾高等専修学校 / 専門学校田中千代ファッションカレッジ / 東京ファッション専門学校 / 東京服飾専門学校 / 東京モード学園 / ドレスメーカー学院 / 華服飾専門学校/ 専門学校ファッションカレッジ桜丘 / 二葉ファッションアカデミー / 文化服装学院の13 校が、手作り感いっぱいの作品を披露。若さあふれる斬新なアイデアからピッグスキンの新たな可能性が垣間見られた。




POTTENBURN TOHKII

motonari ono