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    2018-2019秋冬 パリメンズコレクション
過渡期を迎えたメンズコレ。トレンドはストリート化が加速
メンズコレクションはいま、大きな過渡期を迎えている。ロンドンやニューヨークで再びメンズコレクションが提案されるようになり発表の場が分散されたこと、レディースコレクション開催時期に男女合同ショーをおこなうブランドが増え日程が短縮されたこと、更に“See Now Buy Now”の動きが収束に向かったことも手伝って、メンズコレクションの立ち位置が様変わり。その一方で、この流れをポジティブに受け取り、若手デザイナーがメンズコレクション参加に名乗りを上げている。

そんな中、提案されたトレンドは新進ブランドと老舗ブランドでは傾向が二分している。若手デザイナーが手掛けるブランドはストリートやカジュアルへの傾倒が加速。反面、老舗ブランドではブランドのアイデンティティを追求し、ブランドイメージを強化する動きが見られる。番組ではブランドのアイデンティティーに磨きをかけた22ブランドを紹介する。

パリメンズで異彩を放っていたのはHaider Ackermann(ハイダーアッカーマン) が手掛ける「BERLUTI(ベルルッティ)」。マットな光沢感を放つ上質レザーを惜しげもなく使用し、高級感漂うテーラードスタイルを並べた。細身のテーラードジャケットにパンツ、ガウンコートといったクラシックなアイテムをスポーティーにアレンジ。カジュアルなトラックスーツも上質のウールで仕立てれば高級服に生まれ変わる。ラグジュアリーブランドならではの計算しつくされたシルエットもお見逃しなく。

BERLUTI

LANVIN